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遅すぎる初恋
第16章 相談
紫音が出張でこれから数日間の独り暮らし。
一人で暮らしてたはずなのに、いつの間にか二人でいることに慣れちゃって、特に夜になると一人が淋しいとか感じるようになってしまった。

仕事が終わり次第だけど電話で話してる時だけが幸せな時間。
ただ、あの疑惑のあった電話から自然と紫音の声の向こう側に人の気配がないかどうかを確認してしまう自分もいて……そんな自分がすごいイヤだ。

みんな誰かを好きになったらこんな感じなんだろうか?
俺には前例がないからわからない。

紫音を好きになればなるほど苦しくなる。


金曜日だというのに仕事が早く終わり、夕飯どうしようかなと悩んでいたら、前に髪を切ってもらった美容室が目に入った。

遠目から店の中を見ると、あ、いた。
前よりも短髪でほんの少し明るめ。
佐伯さんならわかんないけどあんなイケメンだし、経験豊富そうだから、相談とかしてもいいのかな?
相談というかは俺が感じてるモヤモヤしたのとか苦しいのとかを話したいだけなんだけど。
店は20時閉店となっていたから、21時過ぎに会いたい連絡してもいいかな?

前よりも一人でいるのが寂しくなったから、誰かといたいっていう理由から佐伯さんへ連絡してみた。

「お久しぶりです。宮内です。以前話していたカラーについてなど相談したいことがあるので、21時過ぎに前と同じ居酒屋で会えませんか」

これ、別に浮気じゃない……よな?
あれ? でも、佐伯さんに告られたっけ?

マズかったかなー、と思いつつ着替えに家へ戻ると佐伯さんから「了解」という返事が来た。
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