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遅すぎる初恋
第21章 クリスマスデート
「ありがと」

まさかペアリングをもらえるなんて思ってなかったからすげえ嬉しい。
その後すぐに注文したものが運ばれてきた。

食べ終わり店を出たら、俺がクリスマスプレゼントを用意するのを忘れてて、紫音と気になる店に入って欲しいものを買うことにした。

適当に話しながら、色んな店を覗く。
好きな人とはこれだけでも楽しいんだなと身に染みてわかる。

「あ、靴欲しいかも」

紫音のお気に入りの店へ行き、欲しいという靴の試着をする。
手に取ってるのはスニーカー。
そういや、紫音ってスニーカー履かないよな。

「珍しいな」

「まぁね。オレ、スニーカーって履かないんだけど、今度は和哉が好きな服装で同じような格好でデートしたいからね」

はにかんだような笑顔で心臓がドキっと跳ねる。
可愛すぎる……。

「それなら、俺も色違いで買おうかな。今持ってるのはボロボロだし」

ボソっと言うと、紫音はすごく嬉しそうな顔をする。
その顔好きだな。
やっぱり紫音といればいつでも幸せになれる。

二人分のスニーカーを買って、後は適当にブラブラの話しながら歩く。

夕飯は前に昼休憩で行ったことのあるところで済ませた。

「あともう一箇所行きたい場所あるんだ」
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