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第4章 　寝屋騒然　猛攻四十八手　新妻肉欲の目覚め

　もはや四十八手も出尽くしたようで、近頃の源一郎の情交は次第に好みが絞られてきた様子。
　床に入るとさっそく裸にしたお良を仰向けに寝かせ、右に左に上に下に、ピンポイントでお良の性感帯をチュンチュンと嘗め尽くす『鶯の谷渡り』。

　その愛撫にお良の体がしっぽりと濡れると、今度は決って『閉め小股』。
　この『閉め小股』はどちらかと言うとお良の好みでもあった。
　小股をキュッと閉めたところで、肉襞を削られるようなエラの出し入れ。

　「お前様、いいわー」

　堪えようとしても堪えきれず、お良はいつもあっという間にオルガスムスに襲われた。
　これで一度昇天させられるとお良は乱れた。

　これがお良の好みを知った源一郎の高等戦術である。

　もはや「戒め」どころではない。後は意のまま思いのまま。
　源一郎は美しいお良の裸身を気の済むまで味わい尽くすことができるのである。

　確かその次が『鵯越』。

　ここからは源一郎好みのバック攻めの連続技。

　そのまま立ち上がっての『うしろ櫓』か『仏壇返し』・・・。

　源一郎がここらで射精。
　その子種を受けてお良も２度めの絶頂。

　「うれしい、源一郎様。シヌー」

　それから一休みして『雁が首』。いわゆるフェラチオ。

　再び源一郎の若木が硬度を増すと、それから・・・・。
　そこまで思い出して、お良は下半身がポッっと熱くなって、恥部のあたりがヒクヒクとした。

　（いけない。昼間っからこんなこと考えたりして。あたしとしたことが）

　お良は我に返った。