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フリマアプリの恋人
第2章 鈴蘭のささやき
二日後、大学から帰った柊司はマンションの一階のメールボックスを開いた。
様々なダイレクトメールや手紙…。
その中に紛れて、小型の白い小包みが入っていた。
柔らかな緩和剤に包まれているらしいそれを手にし、差出人を見る。

「…小川澄佳…」
澄佳…あのひとだ。
柊司の心が思わず高揚し、足取りも軽く部屋に帰った。
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