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第8章 epilogue

「ああ…柊司さん…」
男の逞しい重みが、身体を支配する。
愛おしい男にすべてを凌駕される悦びに、澄佳は震える。
…脚を押し開かれ、蜜に塗れた花陰の中に熱く硬い牡が情熱的に突き入れられる。
己れの唾液と男の先走りの牡液の滑らかさを借り、挿入はスムーズだった。
「…あ…おおき…い…んっ…」
澄佳の淫肉は男を待ち受けていたかのように、物欲しげに絡みつく。
「…ああ…きもち…い…い…」
柔らかな最奥の肉まで圧倒的な熱量と質量を持つ牡が、ゆっくりと挿入される。

…身体のすべてを支配され、思う様に犯される…。
「…あ…ああ…んっ…いい…っ…」
屈辱感は微塵もない。
澄佳の微かに息づく被虐性を、柊司は見抜いていた。
その歪な性癖や心ごと、彼は抱きしめ…受け入れてくれているのだ。
温かな体温と心を感じながら、快楽の海に溺れる。
…果てしない悦楽と幸福に、澄佳は酔い痴れるのだ。