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インピオ
第6章 インピオ~夏の日の追憶~
「ひゃあああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!?」

 柚希がビックリした時にはもう遅かった、透が彼女の臀部を掴むと同時にそそり立った肉棒の竿の部分を割れ目にググッと押し当てて来たのだ。

 そのまま腰を前後に大きくグラインドさせてクレヴァスやクリトリスなどを軒並み刺激し始めた。

「あはは、あん、ひゃうっ!!はあはあ、はあぁぁぁんっ。とおる、とおるーっ!!!」

「はあはあ、ゆず、ゆず!!」

 気が付けば柚希もまた腰を振り動かしていた、透の動きに合わせるようにして女性器を男性器に擦り付ける。

 最初は笑い声が混じっていた二人の吐息も徐々に熱くて甘いそれ一色になって行く。

 初めて経験するいやらしくていけない行為に二人は夢中で相手の名を呼びペッティングを加速させた。

「ひああぁぁぁっっ!!!」

「うあああっ!!」

 程なくして二人はほとんど同時に短く叫ぶと全身をピンとつんのめらせた、重ね合わせた性器同士をピクピクピクと震わせながら上向き加減で硬直する。

「はあはあはあ・・・っ。うふふふっ!!」

「はあはあ、ははっ!!」

 少し経って力みが抜けた二人は見つめ合いながら笑ってしまった、笑うしかできなかったという事もあるがそれだけではなかった、二人でこういうことが出来たこと、それ自体がとっても嬉しくて幸せな気分になってしまったのだ。

「あはは、ゆず、ゆず!!」

「あははははっ。だめだめえぇぇっ!!」

 そのままの体勢から再びペッティングを始めた透をいったんは制止した柚希だったが自身もまた疼いてきてしまっていた、いつまでも彼とこうしていたかったし、それになにより快楽に目覚めてしまった体は最初の時よりも敏感に反応して余計に透を求めてしまうようになっていたのだ。

 結局は彼にしがみついたまま柚希も腰を振り始めるが最終的にはその日は透は七回、柚木は三回ほど疑似セックスで相手をイカせ、お互いにフラフラになりながらもお風呂場を後にした。
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