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インピオ
第12章 インピオ~夏の日の追憶~インサート直前編
「は、ちゅっ。んぷ、ちゅぷっ。ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ・・・」

「あ、ん。あん、はむっ。んむ、んぷ、んぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ・・・」

 ベッドに横になった後も抱き合ったままでキスの応酬を続けていた二人だったがやがて中へと舌を入れて口内をまさぐり始めた。

 互いの口の中いっぱいに歯磨き粉の甘い風味が広がって、唾液と唾液、舌と舌、粘膜と粘膜とが絡み合う。

 そのヌチュヌチュ、ザラザラとした感触がむず痒いような快感となって二人の脳天を痺れさせ、股間をビキビキと疼かせた。

「んあああ、ちゅぱ、ちゅぷ。くちゅくちゅくちゅくちゅ。じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ。ぷはあぁぁぁぁぁっっ♥♥♥♥♥♥♥」

 打ち続くディープなキスに、柚希はすっかり夢中になってしまっていた、一方で透は歯を磨いておいてよかったなどと考えていた、もしかしたらと思い柚希が来る直前にもう一度、身嗜みを整えておいたのだ。

 彼女と一緒にいるうちに自然と身形を整えることを学んだ、母親に言われるまでもなく服装をピシッとして髪形を整え(と言っても短めの坊主頭だったが)ハンカチなどのエチケットにも気を配るようになっていたのだ。

「ひゃううう、ああああっ!?はあぁぁん、はあはあっ♥♥♥あん、あんっ。ひああああっ!?ああぁぁぁぁぁーーーっっ♪♪♪♪♪♪♪♪」

 やがて唇を離した透は今度は柚希の股間へと顔を近づけ、そのままアソコをなめ始めた。

 この頃になって来ると柚希の膣も濡れるようになって来ており、おしっこの風味に混じってしょっぱいような生臭さが口の中いっぱいに広がって行く。

 一方でその体からは石鹸のいい匂いがした、柚希も柚希で来る前にお風呂に入ってきたのだろうが正直“汗の匂いが嗅ぎたい”などと考えていた透にとってはそれが少し残念だった。
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