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新体操顧問の秘密のレッスン
第54章 オフ会3

そしてオフ会が始まるといつものように茜の挨拶から始まる。今回は前回の様な2次会ではないので会員達の姿もそれなりの格好だったので当然、初参加の矢部は戸惑っているので三田が「なっ、忘れられなくなるって言っただろう?」と矢部に言うと下着姿の女性が「あら、初めて見る顔ね?」と矢部に近寄ると言うので三田が「はい、彼は今回が初でして…」と言うと女性が「ふふ、戸惑っちゃって可愛いいわね?もっとじっくりと見てもいいわよ?」と矢部を揶揄うとその連れの初老の男が「スマンな、君達。コラ彼等の仕事の邪魔をするのならもう連れて来んぞッ」とその歳の離れた下着姿の女性に言うので「あーん、ごめんなさぁい」と男に言うと男は「だから飲み過ぎるなと言ったのに…」と呟きながら去っていくので矢部が「こういう事って良くあるのですか?」と聞くので三田は「まぁ、ごくたまにな。何せこの会場の雰囲気だからシラフでいられなくなりアルコールで誤魔化したかったんだろう?」と言うと近くで歓声が上がりあの片瀬達だと三田が気づくと矢部に「ほら、あの人がさっきの17番さんだ」と小百合を教えた。すると矢部達の所に久しぶりの男が来て「相変わらずの人気だな17番さんは」と三田に言うので三田が「それもですが最近ではあの娘が目的でもあるみたいですよ」と小百合の後ろを歩く樹里の事を言うと矢部と久しぶりの男は声を失ってただ視線を追っていた。そして片瀬達が人混みに紛れて見えなくなるとどちらからでも無く「凄かった」と声が出た。三田が「ねッ、Lさん達だけでも無いって事が分かるでしょ?」と言うので久しぶりの男が「あぁ、確かに…。そもそもこんな状況がありえないのを改めて知らされたよ」とそう言うと移動して行く。矢部が「あの…俺、生きてますよね?」と言うので三田が「あぁ、此処は天国のようだけど現実世界だ。俺も初参加の時にはそう思って何度も腕をつねって確認したよ」と笑うと茜がステージで『さてそろそろウチも経営者では無く参加させてもらうからちょいと待っててナ』と挨拶をする。矢部が「えっ、どういう事?」と首を傾げていたので三田が「矢部にはショックがきついかもしれないなぁ」と呟いた。数分後に茜が豹柄のタイトミニワンピース姿、その横にあのレザーの犬マスクと尻尾を付けたリオがリードを付けて四つん這いで現れると『ホナウチもリオの散歩がてら参加するで』とステージを降りた。

