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第54章 オフ会3

すると茜が『まさかリオを想っていたとは気がつかへんかったワ』と言い『まぁそれだけリオが女性に見えたってのは主としては嬉しいモンやけどな…』と言うと会場を散歩し出した。会場を出て隣の部屋では矢部が椅子に座って俯いている。三田が「ま…まぁ、告白して真実を知るよりかは傷は浅いと思うから…よかったんじゃないか？」と言うが矢部に反応が無いので三田は「あっ…俺だってリオさんを初めて見た時はこんな美人があんな店で働いてるのにびっくりしたし、常連さんは知ってるけど新規の客だって女性だと思っているぜ」と言うと更に「そのせいもあるのかはわからないけどが店で販売しているDVDがあるんだがプロのAV監督の物より売上が多いんだ」と教えた。すると矢部が「そのDVDってスタッフも買えるのですか？」と聞くので三田が「買えるよ。俺も持っているし、確か今日の物販の中にもあったはず…」と教えると矢部は料金を聞いて来たので教えると矢部は自分の鞄から財布を取り出すと中身を確認すると会場に向かうので三田は慌てて後を追った。会場の物販スペースには先程の久しぶりの男がそれまでのバイトと交代していたので「おう、矢部、楽しめているか？と言うが矢部はそれどころじゃなくリオのDVDを探している。三田が事情を説明すると「あぁ…、なるほどな…。それなら半額、俺が出してやるよ」と矢部に言うので矢部が「なんで？」と言うと男が「それはこのバイトをお前に教えたのは俺だからな」と言うと三田が「そうだったの？」と矢部に聞くので矢部が「ええ…でも面接が厳しいので受かるかはわからないって言われましたよ」とも言うと矢部が「こんなバイトですから確かに面接が厳しいのも今はわかりますけどね…」と会場を見て言うので三田が「あぁ、辞めれないバイトだよな」と矢部に幾らかの札を渡すと「少ないが受け取れ」と言う。そして「俺の鞄の中にプレーヤーがあるから休憩しながら見ていていいぞ」と耳打ちした。そして三田は「それじゃあ俺は仕事に戻ってそれなりに楽しむとするかぁ」と去っていく。矢部はDVDを購入して三田の鞄からプレーヤーを出すとDVDを見始めた。
その頃、会場では茜がステージ上に戻り『ウチ等は次の準備があるんで一旦、消えるけど黙って帰らんで居てナ』と挨拶をすると会場を盛り上げる。