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歳下の悪魔
第2章 天使と悪魔

美月と和真は、さっきからずっと楽しそうに話している。でも、内容は耳に入ってこなかった。
何も知らない美月。全てを知っている和真。私は少しずつ呑みながら、パスタを食べていた。
美月はもう何杯目だろう。また別の、期間限定サワーを呑んでいる。
「トイレ行ってくるからー、これ、頼んどいてー」
紙のメニューを出し、美月が指差す。
この個室から、トイレは遠い。それにいつも女子トイレは混んでいて、時間がかかりそうだ。
「美月っ、私も……」
「あっ、後、チーズポテトもー。よろしくねー」
そう言うと、美月は部屋を出て行ってしまう。
「2人切りだね……」
和真は、美月と話していたのと全く違う口調。
「立って?」
私は何かと思いながらも、ゆっくりと立ち上がった。
「下着を脱いで、バッグにしまって?」
「えっ……」
「膝まであるスカートだから、見えないよ。早くしないと、美月さんが戻ってくるよ?」
そう言われて、私はスカートの中が見えないように下着を脱ぎ、急いでバッグの奥へ入れる。
私生活で和真の言うことは、絶対。今の私は、そんな思いに支配されていた。
「座って膝立てて、スカートめくって見せて?」
「膝、を?」
膝を立てた状態でスカートをめくれば、秘蕾が丸見えになってしまう。
「ホラ、早く。美月さんが戻ってきちゃうよ?」
仕方なく座り、膝を折ってスカートをめくった。
「もっと、脚開いて? 全部見えるように……」
私の頭の中には、オシオキという言葉が残っている。縄で縛られ、イかされる以上のオシオキ。私には、想像もつかない。
「どうせ、見せてるだろう? 何度も……」
それは、自分の部屋の中での話。店員や客の声が聞こえてくる、こんな場所でなんて。
「出来ないの? 帰って、オシオキかなあ……」
その言葉を聞き、私はゆっくりと脚を開いた。
「もっと。開くだろう?」
限界まで脚を開き、和真に秘蕾を見せる。
「いい子だね。益々従順になって……」
彼の目的が解らない。
見たいのなら、部屋でいくらでも言うことを聞く。それなのに、わざとこんな場所でさせるなんて。

