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歳下の悪魔
第3章 新たな顔

「あっ、あんっ」
固唾を飲む音が、彼に聞こえたらしい。
「優華もしたくなったら、いつでも言っていいんだよ?」
その言葉に、私は大きく首を振った。
「麗菜。その前に……」
そう言った大地が、ベッドヘッドに寄りかかる。いつものことなのだろうか、麗菜は躊躇なく大地の性器を咥えた。
「麗菜。イイよっ……」
大地の、溜息混じりの声。
麗菜は性器が抜けそうなくらいに、口で抜き挿しをしている。どんな風に舌を使っているのか、今度はピチャピチャと言う音が部屋に響く。
「優華も、元彼にしてただろう?」
耳元で言われたが、首を振ることが出来ない。
恋人とのセックスでなら、勿論経験はある。それは当たり前だろう。10歳も年下の3人に、弄ばれているようで悔しかった。
「帰り、たい……」
「ダメだよ。これからが本番なんだから。そのままでいて」
和真は命令をすると、立ち上がってソファーの背を越える。そのまま奥へ行き、戻って来た手には縄とウイスキーボトル。
「嫌っ」
言葉だけの、空しい抵抗。
「立って、脚開いて」
和真が、私の下半身だけに縄を巻く。秘蕾を通し、またソファーに座らせる。
目の前の2人のように、彼もまた変わった性癖の持ち主なのだろうか。
嫌だが、ここで私を犯すことも出来る。全裸にはされているが、乳房を揉んだだけ。後はまた、縄でイかせるつもりだろうか。
ベッドの上では、また麗菜が脚を開いて横になっている。大地はその間に入り、コンドームを着けた性器を挿入したらしい。
「あぁっ、んっ、はぅんっ」
大地が腰を振る度に、麗菜の甘い喘ぎ。
「始まったね。本番」
和真の嬉しそうな声。
「はんっ、イイっ、もっとおっ、あんっ」
つい、元彼とのセックスを思い出してしまう。麗菜のように大胆じゃなかったが、それなりに喘いでいた。
「あっ、はぁっ、んんっ」
手を離されたと思ったら、和真はウイスキーの蓋を開けてそのまま呑んでいる。
「はい。呑めるだろう?」
彼の一言、一言が、私には命令だと感じていた。
ボトルを受け取り、少しだけ呑む。
「もっと呑みなよ。いけるだろう?」
仕方なくウイスキーをゴクゴクと呑むと、すぐに体が熱くなってくる。

