この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歳下の悪魔
第3章 新たな顔

「その辺に、しておこうか。また泥酔されても困るから」
和真に、ウイスキーのボトルを取り上げられる。
私の状態が分かったんだろう。彼に支えられないと、真っ直ぐ座っていられない。
「なあ、次はバックにしてよ。優華に、よく見えるように」
休んでいた麗菜が四つん這いになると、大地はすぐに挿入した。
「あぁんっ、はぅっ」
確かにバックの方が、抜き挿しされる性器が良く見える。
「優華も、あんな風にされたい?」
私は、首を振りもしない。
つい二ヶ月前まで、月に二度以上はセックスをしてきた。付き合うのはセックスだけが目的じゃないが、忘れていた快感が蘇る。
「あんっ、奥までぇっ、んんっ」
歓迎会の晩は、私もあんな風に喘いでいたのだろうか。和真は、激しかったと言っていた。もしかしたら、飢えていたのかもしれない。泥酔して元彼と間違え、誘ったのも私からかもしれないし。
そんなことが頭に浮かぶのは、ウイスキーのせいだろう。半分以上1人で、それも殆ど一気に呑んでしまった。
「んっ、凄いっ、大地ぃっ、あぁっ」
「麗菜は、バックが好きだもんなあ」
私にだって、色々な体位の経験がある。名前はよく分からなくても、それらは覚えていた。
何を考えているのだろうと頭を振ると、倒れそうになって和真に支えられる。
「大分、酔っちゃったみたいだね」
「あんっ」
和真が、縄の前を上に引っ張った。
「もっと感じてよ。いいオカズも、あるだろう?」
その言葉に、少しだけ残っていた理性が首を振らせる。でもそのせいで、余計にクラクラしてきた。
麗菜の喘ぎ声に、グチュグチュと抜き挿しされる性器。酔ったせいで、直視出来るようになってしまった。
「あぁっ」
また縄を引かれ、ビクンと体が動いてしまう。
「さっきから、乳首が勃ちっぱなしだよ。セックス見て、感じてるの?」
つい首を振ってしまい、またクラクラとする。
「俺達も、する?」
「ヤっ……」
「冗談だよ。優華は、俺の奴隷だからね。言うことを聞けばいいんだよ?」
奴隷。その単語が、頭の中を巡った。
私は、何も悪いことをしていない。でも昔の奴隷だって、そうだっただろう。ある日いきなり、奴隷にされる。

