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歳下の悪魔
第6章 辱め

「脱いで。全部。ベッドに座って」
家に入るなり、和真が私を見つめる。
車は、近くのコインパーキングに入れてきた。それなら、何時間いても構わない。
やはり、送ってくれるだけではなかった。
和真の怒りは、元彼のせいだろう。
二股を掛けられていたなんて。もしかしたら、近隣の支店ごとに彼女がいるかもしれない。
でもそれは、私に見抜く力がなかったせいだ。本当にこの7年間は何だったんだろう。
そんなことを考えながら全裸になり、指示通りベッドに座る。
和真はいつも通り鞄から縄を出し、ベッドに乗って来た。
「いつも同じじゃ、刺激が足りないだろう?」
ニヤリと笑った彼が、私を見る。
天井に二ヶ所、釘のようなものを回して指す。そこに縄の端を縛り、ダランと垂らしたまま。
体は別の縄で縛られ、寝かされてから、手首の手錠はベッドヘッドのどこかへ結ばれる。普段見たら、ベッドヘッドの両端に飾りのような出っ張りがあった。多分そこへだろう。
縄はまた、秘蕾にも掛かっている。
セックスも射精もせず、ただ私をイかせる。それを見るだけなんて、和真は何が楽しいんだろう。
そう思った時、片足を上げられた。
「ヤっ……」
天井から垂れた縄に、足首を縛られる。すぐにもう一方も同じようにされ、私は大きく脚を広げた格好にされた。
「優華。いい眺めだよ……」
「イヤ……」
彼は、私の脚の間に座っている。いつも以上に、秘蕾は丸見えだろう。
「気持ちイイだろう? 優華は縄が好きだもんなあ」
そんなことはないと言いたかったが、私は縄で何度もイっている。
心とは裏腹に、体は喜んでいるのかもしれない。今まで知らなかった刺激と、それを眺められること。
「俺のこと、好きだろう? あんなヤツよりも。俺は優華一筋だから」
あんなヤツとは、元彼のことだろう。
確かに、今日真実を知った。段々と忘れかけていたが、今は全て忘れてしまいたいと感じる。
何股をかけられていたのか、分からない。それを知らずに、プロポーズを待っていた私が馬鹿だった。
和真も元彼に触発されて、いきなりこんなことを始めたのかもしれない。明日も平日で、会社だというのに。

