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女子大生 まさみ 禁断の一夜
第10章 体臭 ①
最初は、ただ唇を押し当てるだけだった まさみ・・
やがて、おずおずと俺の気持ちを確かめる様に、愛らしく柔らかな唇を少し開いて、俺の舌を受け入れた・・

(焦るなよっ・・ゆっくりと優しく・・)
頭を押さえて、少しずつ、舌を出し入れする・・

晢の舌が、まさみの口内を掻き混ぜ始める。
先程の指での愛撫を思い出し、身体が疼く まさみ。
口内で踊る晢の舌、中々、まさみの望むトコに触れ無い。

(も、もう、晢ぅ、ソコ違うのっ、ああん、早くぅ・・)
焦ったさに、自ら舌を絡めて、誘導しそうになる まさみ。
(あ、駄目っ・・晢の好みの娘は、じっと待たなきゃぁ・・)
寸前で冊子の戒めを思い出し、堪える まさみ。

やがて、晢の舌先が、まさみの上顎を捉えた・・
思わず身悶えしそうな身体を抑え、そっと、晢の背中に回した手に力を込めて、浴衣を握り締めた・・

(えっ、ま、まさみっ、痛かったのか?)
慌てて舌を移動させる、未熟な俺・・
再びそっと、舌を上顎に這わせる・・
「・・ぁ・・・・ぅっ・・」
浴衣を鷲掴みにして、頭を微かに反らせる まさみ。
(まさみっ、気持ち、いいんだっ・・)

愛するかけがえの無い、女の娘を、例え僅かでも、気持ち良くさせられた事に、例えようの無い喜びを感じる俺・・







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