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第5章 審判 ②

障子一枚の向こうで何が？ 俺の妄想が膨らむ。
男が指を止め、絡んだ唾液を擦り合わせる・・
(う〜んっ、まだまだ、サラサラだっ・・もう少し・・)

動きが変わる、根元まで差し込んだ指で、口中を掻き回す。
歯茎を優しくなぞり、喉の奥を擽る、そして・・
上顎に指先を躍らせた時、まさみの反応が変わった・・
頭を後ろに仰け反らせ、指の動きに合わせて身震いする。
(ほぉ、この娘、こんなトコがイイのかっ？ ならば・・)

「お客様、御経験は無いかも知れませんが、彼氏に御奉仕をなさっていると思って、舌をお好きな様に絡めて下さい」
(えっ？ 彼に奉仕って？ 舌を絡めるって・・？)
まさみの頭に、先程観たAVの場面がよぎった・・ホストの逸物を懸命にフェラチオする美少女。

視界を奪われている、まさみ・・
咥え、出し入れされる指が、頭の中で男根に変わった・・
実際、男性自身に口での愛撫などシた事も無い まさみだった。
しかし、女の本能か？ 指先に舌を纏わりつかせてしゃぶり、唇を窄めて、無意識に指を固く咥えて微妙に圧迫を加える。
(こんな、純情そうでも、この口技・・嫌らしい娘だっ、この後が楽しみだっ・・)

男の指が上顎を擦る度に、身体を硬直させる まさみ・・