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女子大生 まさみ 禁断の一夜
第2章 予兆
隣に座る、まさみ の顔を眺める俺。
(まさみっ・・面と向かうと滅茶苦茶、愛くるしいのに・・横顔は、充分にもう、大人の女だっ・・)
「んっ、晢ぅ、どうしたの? 黙っちゃってぇ・・私、さっき、柄にも無く、変なコト言っちゃったけど、忘れてよねっ・・もぉっ・・あ、TVでも観よっか・・
この宿、TVでもだけは豪華よねぇ? これ、50インチじゃない? まさみ のは、いまだに旧式の14だもの・・これで、映画とか観たら、迫力満点だよ、きっと・・」

まさみ も気まずいのか? 何も考えずにスイッチを入れた。

「あっあっ、あぁぁ・・あああぁぁ・・」
物凄い音量で響き渡る、甲高い女の絶叫・・
訳が分からず、硬直したまま画面を見遣る俺達・・
漸く、我に返った まさみ が、慌ててスイッチを消した。

「ご、ごめん、晢ぅ、あぁ驚いた・・何、今のっ? これ、普通のTVよねぇ?」
TVの取説を取り上げる まさみ。
[当館では、普通のTVは受信しておりません。女性の為に、厳選したアダルトチャンネルを、無料サービスで放映してます。尚、通常の番組は、ロビーでお願いします]

大きな溜め息をつく俺達、更に気まずい雰囲気・・
「ねぇ、て、晢は・・今の、みたいなの、み、観るのぉ?」
「えっ・・そ、それは・・俺も、男だから・・偶には・・」
「ふぅぅんっ・・ほら、見てっ・・ここに、女性の為に、って書いてあるのよっ・・」
まさみが、取説を指差した。
[普段は、滅多に見れ無い場面を貴女に・・偶には、わだかまりを捨てて、思い切りエッチな気分になりましょう・・]

まさみ が、再びリモコンを手にする。







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