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幸せの頂点
第6章 部屋



なんか…。

上手く丸め込まれてる気分になる。


「考えとく…。」

「考えんな。」

「だって…。」

「紫乃は素直に感じてろ。」


首から耳朶の下までを部長の舌が這う。

Yシャツのボタンが2つ外されただけでブカブカのYシャツから私の身体から滑り落ちる。

今更だけど自分の身体を隠したくなっちゃう。

部長って…。

男として、かなり整った身体をしてる。

無駄のない筋肉だけの身体…。


「隠すなよ…。」


笑いながら私のお尻を撫でて来る。


「部長…、なんかスポーツとかやってた?」

「水泳くらいだな。」


私の乳房に口付けをしてサワサワとお尻を撫でる指をやらしいとか思っちゃう。


「やだってば…。」

「そういう可愛い顔されたら止まらねえ。」


どういう顔?

チロチロと動く部長の舌が私の乳首を転がす。

お尻がずっと撫でられてて私の股間がムズムズと疼き出す。

ゆらゆらと部長の膝の上で腰が揺れる。


「欲しいか?」

「欲しくないもん…。」

「欲しいって言わせる。」


ソファーに寝かされると足を開かされる。


「やぁん…。」


丸見えになる股間を手で塞ごうとしたけど軽々と部長に両手首を片手で握られた。


「欲しいって言ってみろ。」

「絶対に言わない!」


可愛くなんかなれない。

部長が言うように素直に甘えて可愛くなれるなら…。

克なんかもう要らないと私の中で決めた事になっちゃう。

あくまでも今は部長が無理矢理に私を抱いてるのだと思いたい。

浮気をする女のくだらない自己防衛。


「まあ、いいか…。俺が言わせればいいだけだ。」


余裕の笑みで私を見る。

その顔が大嫌い!

悔しいけど部長に逆らえないまま、部長の愛撫に流されるしかなかった。


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