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親の知らないところでパコられる女子高生と女子小中学生の実態
第1章 1話。 万引き娘を捕まえて…。
去年就職して一ヶ月後、万引きを現行犯で捕まえた。
スタッフに言われ、その日もやるだろうと目を見張っていたから分かった。
彼女は防犯ブザーや監視カメラの映りにくいところに商品を持って移動。
目を盗み袋や箱をカミソリで開けて中身だけを取り出し、服の中に隠すという常習犯だった。

「レジに通してないものあるよね?」

店を出たとき声をかけると彼女はあっさり諦めたようにうなづいた。

「ちょっと事務所まで来てくれるかな?」

閉店間だった為、先にスタッフを時間通り帰して、取り調べをした。

「服の中に隠してるよね?出して」

彼女はTシャツの内側に好きなキャラクターのファイルを挟み込み、そこに盗んだ缶バッチを大量に入れていた。
ざっと10個ほど出てきた。

「良くこんなに隠せたね 」
「切ればすぐ出てくるし、余裕だから」

悪びれた様子のない彼女にムカツイた私はすぐに警察に連絡を入れると言った。
すると彼女はそれは嫌だと言う。
ルールだからと説明すると、泣き始めた。
「そんなこの知ったこっちゃない、こっちは残業してまで余計な仕事増やされてんだよ」
そうやって口調を強めると、彼女はプリーツスカートに白ニーハイ、ツインテールといったアキバ特有のサブカルJKらしく何度も何度も執拗に謝ってきた。
仕方なく「じゃあ親には連絡をする」と妥協案を示すと、それも困ると言うことを聞かない。
しかしそれではこちらも示しがつかない。
こっちは一ヶ月くらい、空の商品箱や空の袋を幾つも残されていて、その損害を上から厳しく注意されているのだ。
何もせず帰してしまったらまたヤルかもしれないし。
そう考えたとき、もしかしたらまだ服のどこかに商品を隠しているかもしれない。
何気なくそう思った。
立ち上がり、泣き暮れるだけの彼女の肩に触れる。
びくりと反射した彼女。
背中に手の甲を這わせると、何かごつごつしたものがあたった。

「これは?」

と尋ねると、彼女は「チッ」と舌打ちをした。
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