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碧の島
第1章 全てが変わった日




キク爺side


初めて会った・・・。


若い女性は緊張した顔でソファーに腰掛け・・・・・。


膝を抱え・・・キョロキョロ・・・・。


(笑)



コーヒーを入れて・・・。


「甘いものは好きかね???(笑)」


そう言うと、彼女は私の方を見て・・・・。


「大好きです・・・・」


(笑)


ターミナルのお土産屋さんのシンコ婆さんがくれた黒糖のドーナッツを皿に乗せ・・・。


「この辺はねぇ~・・・年寄りが多くって(笑)若者はリゾートバイトの子や観光の方・・・合宿で来る若者だけなんじゃ(笑)だからこうやって年寄り同士が差し入れとかして~・・・・生き延びとるッ(笑)(笑)」



お嬢さんの前のテーブルに置くと・・・・。


お嬢さんはニッコリ笑って・・・。


「美味しそう・・・・(笑)差し入れし合うなんて素敵ですね・・・お爺ちゃんも何か作るんですか???」


(笑)(笑)


「わしは貰う一方だから~・・・(笑)良く歌を歌ってあげるんじゃ~・・・・」






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