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第27章 倉田が来た訳

居酒屋を出ようとすると・・・・・。


「あーーー、お兄さんここは私達が出しておくから～ッ(笑)」


ってご婦人たちがそう言って俺に財布を出させてはくれない(笑)


悪いねぇ～、オバサンたち(笑)


「あー、申し訳ない(笑)んじゃまた明日ッ」



座敷から降り靴を履くと・・・・居酒屋の店主が俺の方を見て・・・・・。



・・・・・・・。


何も言わない。


「ご馳走さん～・・・・」


そう言って店を出ようとすると・・・・・。


「アンタさ～・・・・」


・・・・・・・。


振り返るとさっきまで黙ってた店主がこっちを見て・・・・・。



「口は禍の元って知ってる？」


・・・・・・・・。



店主は持ってた包丁を置き・・・・じーーーっと俺を見て来て・・・・・。



「あんまペラペラ話す男は好きじゃない・・・・」


・・・・・・(笑)


・・・・・・。



「仕事ですから・・・・(笑)」






そう、・・・これが俺の仕事。


大体人には嫌われる、


言いたいことは分かってるさ。


でもね・・・・。





知る権利は・・・。



あるんだよ。