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碧の島
第27章 倉田が来た訳




桜side



「桜・・・明日から本島に行くか?(笑)」


・・・・・・。


俊也はそう言って自宅のキッチンでパスタを作ってくれた・・・・・。


・・・・・・・。


私は俊也の隣に立ち・・・・。


「あの・・・島の人達に私の事を聞いてる人はまだ居るんだよね・・・・」


お皿を持って言うと・・・・。


俊也はパスタを野菜と一緒に炒め・・・・。


フライパンを持ち上げた。


私がお皿を台に置くとそこにパスタを盛りつけ・・・・・。



「あんな奴気にしなくていい・・・皆・・・アイツが変な奴だと直ぐに気付く・・・・」


でも・・・・。


じっとそのパスタを眺めていると・・・・。


俊也はフライパンを戻し私の頭に手を乗せて・・・・・。



「明日から~・・あ、沖縄じゃなくて九州でも行くか?鹿児島の温泉とか~・・・あ、そうだ!長崎の夜景とか、・・・それか九州一周??あっ!福岡に屋台でラーメン食いに行くか?」


・・・・・・・・。


俊也は凄く・・・気を使ってくれてるのも分かる。


でもね・・・・。


私の頭の中は・・・・。



あの・・・。


殺人犯が・・・。


私を殺しにくるんじゃないかって・・・・。


怖い・・・・。





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