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第1章 アリョーナの旅路

アタシは、考えただけでも何が何だかわけが分からなくなってしまいました。

後になって分かった話でありましたが、ハバロフスクのホテルの結婚式場でタメルランが起こしたもめ事のことにつきまして、問題となっていましたナタリアさんの胎内にいる赤ちゃんの父親は、タメルランではないことが明らかになりました。

ナタリアさんの胎内にいる赤ちゃんの父親は、新郎さんの直属の上司であることが分かりました。

ナタリアさんは、新郎さんの直属の上司とフリン関係があったことを知ってしまった新郎さんは職場の待遇面などに不満があると怒りまして、裁判ザタを起こしてしまいました。

次から次へと状況がコロコロと変わって行くばかりであったので、アタシは『一体、どうなっているのよ!?一体、何が真実なのよ!?』と想いまして怒っていました。

もし次に、タメルランと会ったならばアタシは『ふざけるな!!』と怒鳴りまして往復ビンタを前回の２～３倍喰らわせたいと言う気持ちになっていたので、アタシの気持ちのギスギスはますます高まっていました。