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第2章 アリョーナの旅路・第２部

「あのね社長さん!!社長さんは、アタシが何で怒っているのかと言う意味がゼンゼン分かっていないわよ!!アタシやマーティーさんの意向も聞かずに、トントン拍子で進めて行くからトラブってしまったのよ!!そのことに気がつきなさいよ!!」
「だから、悪かったと言ってるよぉ…」
「それが人にあやまる態度かしらねぇ!!社長さん!!社長さんに聞くけれど!!社内恋愛をしている人たちがいる中で、どうしてマーティーさんだけは社内恋愛を認めなかったのよ!?」
「マーティーさんだけは社内恋愛を認めないとは言っていないよぉ…」
「だったら、マーティーさんが社内恋愛ができるようにフォローしてあげなさいよ!!」
「分かっているよぉ…だけど、マーティーさんは大学を卒業してわが社に入社をしてから…」
「そんないいわけなど聞きたくないわよ!!要するに、マーティーさんは責任者だから社内恋愛はダメだと言いたいのでしょ!!」
「そんなことは言っていないよぉ…」
「社長さん!!あんたね!!アタシがああ言えば社長さんはああ言い、こう言えばこう言い…アタシの言うことにいちいち反論ばかりをしてこないでよ!!」
「していないよぉ。」
「しているじゃないのよ!!」
「アリョーナさん。」
「何なのよ!!あんたはアタシにイチャモンつける気なのかしら!!」