この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アリョーナの旅路
第2章 アリョーナの旅路・第2部
「アリョーナ、どうしてそんなに怒っているのよぉ…ハバロフスクに帰るのがそんなにイヤなの?」
「イヤだから怒っているのよ!!エレン、アタシにハバロフスクに帰れと命令しているわけなの!?」
「命令なんかはしていないわよぉ…アリョーナがつらかったら生まれ育った故郷に一度だけでも帰ってみたらと言っているだけなのよ…あんたの両親もあんたが帰ってくる日を心待ちにしているのよ…もし、あんたが知らない国の暮らしに疲れてはいないだろうか…きちんとごはんを食べているのかとか…」
「あのね!!ハバロフスクの実家のことは出さないでと言っているでしょ!!アタシはね!!ハバロフスクの実家には帰りたくないのよ!!それなのにどうしても帰れと命令するの!?何とか言いなさいよ!!」
「アリョーナ、ごめんね…イヤな思いをさせてしまってごめんね。アリョーナ…ねえアリョーナってば…」
「エレン…エレンは家庭が裕福だから、帰る家があるけれども、アタシはね!!家はあっても、居場所がないのよ!!心から安心できる居場所がハバロフスクにはないのよ!!アタシの右のうなじをよーく見てよね!!」

アタシは、エレンに右のうなじについている歯形を見せました。

アタシの右のうなじについているきずあとを見たエレンは、ビックリしましてアタシにこう言いました。

「アリョーナ…あんた、誰にやられたのよ?もしかして…」
「そうよ…アタシね、タメルランと別れた日の夜…両親が決めたお見合い相手とイヤイヤ結婚式を挙げる前の日の夜に…ガラの悪い男たちに集団でレイプされたのよ…恥ずかしい姿にされて…リーダーの男に右のうなじを思い切りかまれたのよ!!それでアタシは…」
「そうだったのね…ごめんね…アリョーナ…」
/221ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ