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アリョーナの旅路
第2章 アリョーナの旅路・第2部
アタシは、売り子さん会社の社長さんから給料3ヶ月分のダイヤの指輪の代金分をバンスしたので、売り子さん会社の日当は1セントももらえませんでした。

マーティーさんはその間、会社の待遇面の不満を平気で口にするようになってしまいましたので、社長さんはますます困り果てていました。

それから10日後の10月30日のことでありました。

マーティーさんは、社長さんに出向か地方に転勤させてほしいとお願いをしていましたが、社長さんはマーティーさんに対して本社に残ってほしいので、最初に提示をしました10ドルのお給料の上乗せ分とデリバリーランチをビッグマックにすることを受け入れてほしいと改めてマーティーさんにお願いをしました。

また、社長さんはマーティーさんにアタシと結婚をしてほしいことを重ねてお願いをすることも含めてマーティーさんを社長室に呼びましたが、そこでまたひどい大ゲンカを起こしてしまいました。

「マーティーさん、あれから私も考えたのだけどね…出向については、取引先の会社は出向社員を受け入れる考えはないことと、地方への転勤も、マーティーさんには本社にいてほしいから転勤は考えていないのだよ…ここはひとつ、お給料の10ドル上乗せとデリバリーランチをつけることを受け入れてくれないかな…マーティーさん…この通りだよ…首をたてにふってくれないかなぁ…」

マーティーさんは、社長さんの言葉に対しまして『断る!!』と言った後に、社長さんに言った次の言葉が社長さんを怒らせてしまいました。
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