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第2章 アリョーナの旅路・第２部

「マーティーさん…マーティーさんを一人前に育てて下さったのは誰なのか…もう忘れたのだね…もう分かった…マーティーさんが何を思っていたのかがよく分かった…もういい…出て行け!!」

社長さんは、マーティーさんにこう言った後に奥の部屋に入ってしまいました。

マーティーさんはとうとう次の日の朝以降、会社を勝手に休んでしまいました。

社長さんはこの時、気持ちを取り乱してしどろもどろになっていました。

社長さんは、アタシがバイトをしているドラッグストアにやって来まして、マーティーさんがどこへ行ったのかしらないかとたずねました。

アタシは社長さんに『知らないわよ!!』と言いましてから社長さんにこう言いました。

アタシはこの時、陳列ケースに新しい商品をならべる作業をしていました。