パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 アリョーナの旅路

３

2011年10月10日、アタシとヒーラーさんはヒーラーさんの実家の近くにあるアパートを借りて、ふたりきりの生活を始めました。

ヒーラーさんは毎朝アタシに「アリョーナを不自由にはさせないから心配するなよ。」と言いまして、張り切ってシューカツに出掛けていました。

しかし、アタシはヒーラーさんの言うことは最初から信用していませんでした。

アタシは、ヒーラーさんの知人からの紹介でフライグブルグ中央郵便局に再就職をしまして、キーパンチャー(パソコンのエクセルを使ったお仕事)を始めることにしました。

月給は５万ユーロでありました。

アタシは、ヒーラーさんはうそつきだから信用できないから、アタシがお給料を稼いでふたり分の生活費を稼ぐより他はないと思っています。

いえ、それよりもこんなだらけた夫婦生活を続けていたら破綻してしまうので、手遅にならないうちに離婚しなければ…とあせっていました。