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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路
アタシは、朝9時から夕方の5時まて郵便局でデスクワークにはげみまして、ふたり分の生活費を稼いでいました。
片や、ヒーラーさんはどうしていたのかと言いますと、シューカツをすると言いまして朝から外出をしていますが、ほんとうにシューカツしているのかどうか…とうたがいたくなっていました。
アタシは『ヒーラーさんの性格では、フライグブルグ市内のどこの事業所にお願いに行っても断られるだけだ…』と思って冷めた目で見続けているので、ヒーラーさんがアタシに助けを求めても一切応じないことにしています。
そうなると、収入は郵便局から支給されるお給料5万ユーロだけが頼りでありました。
お給料は、翌月になってから支給されますので、それまでの間はサンクトペテルブルグでバイト中に貯めていた3000ルーブルが入っている銀行の預金口座を取り崩して、全額をユーロに両替をして、それを生活費に充てるより他はありませんでした。
片や、ヒーラーさんはどうしていたのかと言いますと、シューカツをすると言いまして朝から外出をしていますが、ほんとうにシューカツしているのかどうか…とうたがいたくなっていました。
アタシは『ヒーラーさんの性格では、フライグブルグ市内のどこの事業所にお願いに行っても断られるだけだ…』と思って冷めた目で見続けているので、ヒーラーさんがアタシに助けを求めても一切応じないことにしています。
そうなると、収入は郵便局から支給されるお給料5万ユーロだけが頼りでありました。
お給料は、翌月になってから支給されますので、それまでの間はサンクトペテルブルグでバイト中に貯めていた3000ルーブルが入っている銀行の預金口座を取り崩して、全額をユーロに両替をして、それを生活費に充てるより他はありませんでした。