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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路
再会を果たしたアタシとタメルランは、モントルグイコ通りにある小さなホテルまで腕を組んで歩いて行きました。

小さなホテルの小部屋にて…

アタシはシルクのキャミソールとショートパンツ姿で、タメルランはランニングシャツとトランクス姿になりまして、さみしさとむなしさを埋めるために抱き合っていました。

「あっ…あん、あん、あん、あん…いや、いやん…」
「アリョーナ…アリョーナ…」
「あん…タメルラン…キスでアリョーナの身体を汚して…」

タメルランに抱かれているアタシは、終始やらしい声をあげてよがり狂っていました。

それから2時間後のことでありました。

アタシは、タメルランの胸で目覚めたのでありました。

このあと、ふたりはこんな会話をしていました。

「ねえタメルラン。」
「アリョーナ。」
「タメルランは、アタシと別れてハバロフスクを出た後に…グロズヌイに帰っていたの?ねえ…答えてよ。」
「グロズヌイに帰ったのは帰ったのだけど…帰ってから早々に…街が戦場になってしまったのだよ…武装勢力と(ロシアの)正規軍との戦闘から逃れるために…ソチにいるおふくろの親戚の家に…幼いきょうだいたちと一緒に避難をしていたのだよ。」
「幼いきょうだいたちと一緒にソチにいたのね。」
「ごめんよ…本当だったら、アリョーナに一刻でも早く伝えようとしていたのだけど…アリョーナがどこにいるのか分からなくて…オレ…」
「タメルラン…」

アタシは、ひと間隔をあけてからタメルランにこう言いました。

「アタシはね…ハバロフスクを出た後に…サンクトペテルブルグで暮らしていたの…ピロシキカフェとナイトクラブをかけもちでバイトをしていたの…それからは…ドイツで結婚式をあげたのだけど…最初のダンナはプータローでアタシのヒモになっていたのよ…もうサイアクだったわよ…」
「アリョーナ。」
「フィリップさんも、ふたりきりで結婚生活を送ろうねと言ったのに…結婚をして早々に…親きょうだいが急に転がり込んできたのよ…そのあげくに、フィリップさんは家出をして行方不明になってしまったのよ…どうすることもできないわよ…」

アタシの言葉を聞いたタメルランは、アタシを優しく抱きしめました。
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