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第2章 舞台の上でセックス！？

そんなオレたちに「お疲れ様」と石原さんと夏希さんが声をかけてくれた。「良かったら、一緒に食事に行かないか？」

「ありがとうございます。ぜひご一緒させてください。いいよな、麻衣」

「もちろんです。誘っていただいて嬉しいです」

「よし、じゃあ、僕たちのお気に入りの店に案内するよ」

二人は、稽古場近くのイタリア料理の店にオレたちを連れていってくれた。テーブルが４つほどのカジュアルな雰囲気の店だった。

「ここはね、私たちが若い頃から通ってるの。安くて、おいしいのよ。量もあるし」

夏希さんが教えてくれた。メニューを見ると、確かにそんなに高くはなかったが、貧乏役者のオレたちが通うのはちょっと難しい値段でもあった。