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友泉(ゆうみ)とたっくん・オムニバス
第1章 かあさんはぼくだけのアイドル
きらわれちゃった…

アタシ…

たっくんにきらわれちゃった…

どうしよう…

たっくんにきついことを言ってしまったから…

恋が壊れてしまったのかも…

アタシは、たっくんにきらわれたので思わず泣いてしまったのでありました。

そんな時に、佳子がアタシのところにやって来ました。

たっくんにきらわれて泣いているアタシは、佳子にわけをすべて話しました。

佳子は、泣いていたアタシにこう言いました。

「友泉、友泉の気持ちもよくわかるけれど…友泉がたっくんに言った言葉でたっくんはものすごく傷ついていると思うわよ…どうしてたっくんにそんなひどいことを言ったりしたのよ?」
「どうしてって…分からない…」

アタシは、どう答えていいのか分かりませんでしたので、頭が大パニックになっていました。

佳子は、こわい表情でアタシにこう言いまし。

「友泉!!たっくんと初めて出会った日のことをよく思い出しなさいよ!!あんた、お見合いの日に1分でお見合いの返事をして次の日にたっくんと入籍をした…それから1年余りになると言うのに…もしかして、友泉はいまこく(今治国際ホテル)でたっくんと初めて出会った日のことをすっかり忘れてしまったと言うわけなの!?」
「そんなことはないわよぉ…」
「いいわけを言ってごまかしてもダメよ!!友泉!!たっくんは今ごろひとりぼっちでしょんぼりとしているわよ!!今からでも遅くはないからたっくんを探しに行きなさい!!」

アタシは、佳子の言う通りにたっくんを探しに行きました。
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