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彼女が制服を脱いだら・・・・
第9章 第六章  新しい快楽
ドアをコンコンと叩き、ドアを開けると部員皆で滑舌の練習をしていた。

「あら!堀口ちゃん。来たわね。折角来たのに悪いけどもうすぐ今日は終わりよ。あはははは。」と部長に言われてしまった。

美香は、普段しっかりと部活に顔を出しているので、遅れたりしても部長に怒られることは無い。

彰夫は美香が来て安心したようで目が合うとニコニコしている。

途中から美香も練習に参加して、練習しているうちに部活が終わった。

駐輪場で自転車に鍵を差し込んでいると彰夫が「一緒に帰ろうぜ。」と言ってきた。

ここ数日のことで彰夫にとっても確認したいことがあるのかもしれないが、話せる訳もなくとりあえず帰り道何を聞かれてもトボケることに決めていた。

「うん。帰ろう。」そう言って自転車に2人は乗り込み家に向かって走り出す。

自転車を走らせている途中で「なあ美香!止まって。」と彰夫が美香を止めさせる。

自転車を止めて「どうしたの?」と美香が聞き返すと、

彰夫は突然正面から美香を抱きしめてきた。

「ちょっと・・・彰夫・・・・どうしたの突然に・・・」

美香を強く抱きしめながら彰夫は「なあ、俺お前のことが大好きだよ。俺怖いんだ。お前が俺から離れていっちゃうんじゃないかって。他に好きな奴がいるんじゃないのかって。ずっとそばにいて欲しいんだ。」

いつも照れてそんなことを言ってくれなかった彰夫なのに・・・・
そう思うと美香も嬉しくなり、
「馬鹿だな。彰夫は・・・うん。ずっと一緒に私はあんたのそばにいるよ。他に好きな人なんていないよ。」
そう言って彰夫の身体を美香も両手で抱きしめた。


美香に見つめられて照れてしまった彰夫は「なんかドラマのプロポーズシーンみたいだな。」と言って鼻の下を指で擦っていた。

「じゃあ約束。」と言って指切りげんまんをしようとしてきた。

「全く。彰夫はまだまだ子供ね。そういう風に女を口説いてくるんだったら指輪くらい用意しても良いんじゃないの?別に結婚指輪じゃなくてもさ。」と美香は呆れ顔だったが、そういう可愛さが彰夫の魅力で美香は大好きなのだ。

「ねー彰夫もうすぐ誕生日だよね。お揃いのスニーカー買って学校に履いていこうよ。もうちゃんと付き合ってるんだし、誰かに冷やかされたって私はもう気にしないよ。」

そう言って今日は美香から彰夫の唇にキスをしてきた。






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