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黄昏異変 肉欲の奈落
第1章 女医 早苗
 「ところで。明日は、ノーパンで会いたいな」
 「フフフ、いいわよ」
 「ノーパンで、ミニスカートで、いいかい?」
 「分かったわ。ご主人様」

 それから浩二はもう一度早苗の裸身を抱きしめて別れた。
 その夜の出来事が夢でないことを確かめるように・・・・・。

 それにしても、早苗の体は美しかった。
 均整の取れた肢体。真っ白な肌、丸みを帯びたヒップライン。
 乳首がツンと上を向いている見事な乳房・・・。
 浩二はその一つ一つを思い出しながらため息を吐いた。
 ああ、あの肉花びらの感触。
 ねっとりと溢れ出る蜜。
 赤くうごめく粘膜・・。

(うーん、やっぱり粘膜だなぁ。男が一番女をものにしたって実感する時は、濡れた割れ目に、つるっと入った指が、ねっとっとした温かい粘液を感じるとき・・・)

 浩二は帰宅するとそのままベッドに倒れるように寝た。
 情交の後のなんともいえない気だるさが全身を包む。

 俺は何故、明日ノーパンで会いたいなどと言ったのだろう。
 どこかで、中年のいやらしさが肥大化して行く自分を感じた。
 行くとこまで行こう。成り行きに任せればいい。

 瞬く間に深い眠りの中に浩二は落ちていった。
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