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とし子の悲劇
第2章 とし子の悲劇・第2部
アタシとクソッタレが神辺の家を飛び出した後、義父母はさらに無関心の度合いを高めていました。

義弟が、立てこもり事件を起こして、何の落ち度もない21歳の女性の人生を台無しにして、刃物をふりまわしてSATの隊員たちに向かっていったあげくに射殺された…

それなのに義父母は『けいすけは、うちの家の戸籍から外したからカンケーない!!』と投げ出すような言葉で言うて、義弟が射殺されたことについて『カンドー息子が殺されたので、せいせいしたわ』と冒とくしている…

クソッタレとアタシの離婚についても『あっそう…離婚したかったらしたらいいじゃないのよ…うちは嫁を取る予定なんかなかったのよ…』と言うて無関心になっている…

その上、アタシのことについても『とし子はうちの嫁として失格だから追いだされて当然だわ…』と言うて、義姉のほうがかわいいかわいいかわいい…と超がつくほどデキアイしている上に、義姉の結婚の問題については『そのうち、白馬の王子さまが迎えに来てくださるから…』と言うて超無関心になっていた…

全く…どこのどこまで義父母ははぐいたらしいのかしら!!

たまったもんじゃないわよ!!

家庭の人間関係が大規模な崩壊を起こす一歩手前に来たので、クソッタレがやめた会社の人で現場主任の久永さんがオタオタしていました。

久永さんは、何とかしないと危なくなると思ってアタシのところへ助けを求めてきました。

久永さんがアタシのもとへやって来たのは、アタシが神辺を飛び出してから7日後の夜のことでありました。

アタシがバイトをしている桜馬場町のセブンイレブンに、久永さんがやって来てアタシに助けてくれと泣きそうな声で言うたので、アタシは思い切りキレていました。

アタシは、ゴミ箱を整理しながら久永さんにこう言いました。
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