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第4章 とし子の悲劇・第４部

アタシはその頃、JR日和佐駅前のバス停でバスを降りまして、赤茶色のバッグを持って真佐浩さんの家の方向へ向かって歩いていました。

この時に、美波町の中央消防署のけたたましいサイレンが鳴り響いていたのを聞きました。

アタシはこの時、遠くからどす黒い煙を上げながら大規模な爆発を起こした後に、恐ろしい火柱が上がっているのを目撃しました。

クソッタレの家がある地域で大規模な爆発を伴った火災が発生していることを知ったアタシは、赤茶色のバッグを持って足早に北へ向かいました。

市街地を離れてから１・７キロの地点にたどり着いた時に、中央消防署のサイレンに混じりまして、消防団がハンショウを鳴らしている音が聞こえていました。

現場の１・５キロ手前に来た時、90度の熱と揮発油のにおいで現場は大混乱を起こしていました。

「助けてくれ!!」
「熱いよ!!」
「おかーさーん!!熱いよぉ!!」

キンリンの住民のみなさまが助けを求めて大パニックになっていました。

クソッタレと桂一郎さんは、灼熱地獄の中で亡くなったようでありました。

クソッタレ上級国民の家の近辺は、灼熱地獄に包まれて、大パニックにおちいました。