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純愛ハンター
第2章 裁き2、ブスになる魔法
さらに二宮は横腹を蹴り上げられ、吐瀉物を撒き散らして床に這いつくばった。

「『武ラヴィアンローズ』!時間無ぇんだよ!行くぞ!ホラ立てっ!」
「うぅ…?」

二宮は『武ラヴィアンローズ』という芸名を与えられ、男たちに抱え上げられるとビルの外へと運ばれた。
その様子を呆然と見ていた野波の前に玲子が現れると、肩をポンと叩いた。

「あ、玲子さん…」
「ふふ、良くやったじゃないか!アンタはもうブスでも卑屈でもない…さ、私らも会見場に急ぐよ!」
「は、はい!」

そして正午になると、一部の民放を除く各局が『REAL☆スタァ』の新メンバー加入の緊急記者会見の様子を生放送で扱った。
会見場に準備されている長テーブルの前に5人の国民的美少年たちが現れ、けたたましくカメラのフラッシュ音が鳴り響いた。
『REAL☆スタァ』のメンバー達が揃って深々と一礼すると、それぞれの席に着席した。
向かって右端に座るリーダーの『和樹サンダーボルト』が、凛々しい眉に力を込めて話しはじめた。

「えー、この度は我々『REAL☆スタァ』のために貴重なお時間をお割き頂きありがとうございます。急な話ではあるんですが『REAL☆スタァ』に新風を吹き込もうと社長はじめスタッフさんとメンバー全員とで相談を重ねた結果、新たなメンバーを迎え入れる事となりました」

またもや、カメラのフラッシュがけたたましく焚かれる。

「では、我々の新しい仲間を紹介します…武ラヴィアンローズです!」

打ち上げ花火の連射のようなカメラのフラッシュの嵐の中、武ラヴィアンローズこと二宮が、まるで産まれたての子鹿のようにオロオロ…と怯えながら登場すると会場は困惑のどよめきに包まれた。
『REAL☆スタァ』のメンバーと同じく青のラインのあしらわれた白いタキシードを身に着け、サラサラに整えられた金髪ショートヘアと目は切れ長で鼻筋はシュッと通ったメイクを施されてまるで別人のようなイケメンっぷりではあるものの、腹はだらしなく膨れ上がり…長過ぎる裾は床を引きずり…白いシャツの首元はブヨブヨの首肉に喰い込んでいた。すると記者たちから、
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