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第2章 俺のせい……。

　けど、どこで免許取るかってのを決めんなぁ、るりだからな。
　男が居るから合宿ダメとか、んな事言って邪魔しちゃいけねー。んな事言ったら、すげー心が狭いヤツみてーじゃん……実際、狭いけどwww

「でも、合宿は止めようねって、ヒメと言ってたの」

　内心悶々としてたら、るりがパンフレットを見ながら言った。

「あー……そーなんだ？」

　嬉しい動揺を押し隠して平静を装う、心の狭い俺……。

「知らないとこに行くのも、心細いし……ヒメ、授業じゃなくても学校行かなきゃいけない時も有るみたいだし、なるべくお家離れたくないんだって」

「……だよなー！！」

　よしよし！姫ちゃん、良いこと言うね！
　学校は、大事だもんね！！

「……あと、最初に田舎で免許取ると、怖くて都心の運転出来ないぞって、朔さんに言われたんだって」

「……そーだよなー！！」

　……朔先輩！！神？！
　すんげー良いこと言ってくれたね！！
　さすが、こんなクッソ運転しにくい都会でムダに金しか食わねー車持ってるだけの事は有るな！！
　
「そりゃ合宿じゃねー方がいーよなあ、都心は一通とか沢山有るからねー！…………俺も、留守番は淋しいし」

「ふふ」

　最後にちょっとだけ本音を言っといて、抱き寄せて、髪にキスする。
　こんな風に触れない日が何日も続くなんて、合宿絶対反対！……つっても、俺が家を離れちゃう日も、結構有んだけどな。