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るりいろ(MILK &honey後日談)
第2章 俺のせい……。

   *

「ご馳走様でしたっ!!」

「ご馳走様でした。……お茶飲む?」

 食器を食洗機に収めながら、るりが聞く。

「や……すげー食ったから、もう入らねー……」

 よれよれしながら、ソファに移って倒れ込んだ。

 仕事の時も、飯は食う。
 なんか出される時も有るし、食いに行くことも有る。
 でも、そーいう飯は、るりのとなんか違うんだよな……。ウチ飯とは違うせいか、満腹にならねー。なるんだけど、なんてゆーか……腹ぁ一杯になっても、満足しねーってゆーか……。

「私、頂くね。光も、お腹に隙間出来たらどうぞ」

「ありがと……あー……いーにおい……」

 るりが淹れたお茶からは、少しすーっとする、いい匂いがした。
 こりゃ、ハーブティーって奴だな。家を空けて帰って来ると、胃腸とか喉とかに良くてリラックス出来るみたいのを、自分で混ぜて作ってくれる。
 どーしてくれよう……もう充分この子が好き過ぎるのに、これ以上好きになるようなこと、しねーで欲しい……もう外仕事したくなくなっちゃう……。

「……うめー……」

「ほんと?良かった!」

 五臓六腑に染み渡るって、こーゆーののこと?
 帰って来てから一時間位しか経ってねーのに、いつもより長いこと「ヒカリ」になっててキンキンしてた神経が、でろんでろんに溶けちゃいそう……ソファに沈んで、そのまま寝ちゃうかも……。

 
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