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復讐の味は甘い果実に似て
第9章 さよならという儀式 ~ひかるの告白~
 あたしは精子に塗れた顔を拭いもせず、射精して柔らかくなったペニスを舐め上げて力を戻していく。
 あたしの顔の下では、明日香が先輩の袋を口に含み、舌で転がして愛撫している。
 たちまち先輩のペニスに硬さが戻り、あたしたちは次に向けて、先輩に見せつけるように左右からねっとりと亀頭を舐め上げる。

「……浩二、今、わたしとひかる、先輩の精子で顔ドロドロだよ……。でも、まだ、本番は後だからね……。また、後で。」
 明日香はそういうと、電話の向こうとの会話を切った。
 
 あたしたちはベッドに場所を移し、また、先輩を左右から挟み込み、三つ巴の淫らなキスに興じていた。
 すでに先輩の太ももは、あたしたちの秘部からしたたり落ちた愛液でぐっしょりと濡れている。あたしたちは自分たちの牝の匂いが立ち込めるのもかまわず、さらに先輩に足を絡ませて、秘部を擦りつけた。

 恵梨は居間に移って、あたしたちを眺めているようだった。
 だが、もう、あたしも明日香も、目の前の快感を貪ることしか頭にない。
 
 やがて、先輩の手があたしの乳房に伸びてきた。
 あたしは、ためらうことなく先輩の口元に乳房を寄せて、すでに固くしこっている乳首を先輩の口に含ませる。
「ああん、先輩ってば、あたしのキスより、ひかるのおっぱいの方がいいんですか?」
 少しだけ拗ねたように、明日香が先輩に抗議した。
「ねえ、ひかるのおっぱいって、カップいくつ?」
「えと……たぶん……Fかな。」
 Fというあたしの答えに、先輩の吸い上げが少し激しくなったような気がした。

 あたしはうれしくなって、先輩の口に、さらに乳房を押し付ける。
「あーあ、先輩って、おっぱい星人だったんだ。じゃあ、仕方ないから一回目はひかるに譲ってあげるか。」
 明日香が悔しそうに言い、あたしは今夜一回目のセックスの権利を得たのだった。

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