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復讐の味は甘い果実に似て
第9章 さよならという儀式 ~ひかるの告白~
 先輩が、居間の自分のバッグからコンドームを出そうとして、あたしはそれを押しとどめた。
 あたしは相変わらず、ピルを飲み続けていた。復讐の日の1週間後に、サークルの合宿が控えていたので、生理の回避目的で飲み続けることにしたのが幸いだった。
 もっとも、明日香は明日香で、生理痛対策でわたしと同じようにピルを飲み続けていて、合宿の時に、お互いにそれが分って大笑いしたのだけれど。

「大丈夫ですから……今日も生で……いっぱいしてくださいね……。」
 わたしは先輩の上にまたがって、ゆっくりと腰を下ろしていく。
 復讐の夜と同じ、先輩のお気に入りの体位だ。
 あたしの膣内はもう、お風呂の時から激しく濡れそぼっていて、先輩を迎え入れる用意は完全に整っていた。

 あたしが腰を下げるたび、膣口が少しずつ、先輩のペニスを咥え込んでいく。
「あっ……気持ちいい……先輩のおちんちんが……入って……。」
 秘肉をかき分けてペニスがズブズブと侵入してくる感触に、あたしの体が悦びに震えた。
 そのまま、あたしは深く腰を沈めて、ペニスを最奥まで迎え入れる。

 もう、あたしは、自分の膣内で気持ちよさそうに震える先輩の大きなペニスが愛おしくて仕方ない。
「はああっ……ずっと、これ、欲しかったんです。先輩の……おっきなおちんちん……。」
 それは、わたしの本心だった。

 あの復讐の夜から、あたしは、このペニスで激しく貫かれることを想像して、何度、体を疼かせただろう。
 そのたびに、あたしは切なさに悶えながら、自分を慰めていたのだ。
 あたしは先輩のペニスを根元まで隙間なく迎え入れると、悦びのままに腰を振り始めた。

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