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復讐の味は甘い果実に似て
第9章 さよならという儀式 ~ひかるの告白~
 明日香は脱力するように先輩の胸に倒れたが、すぐに起き上がると、再び、腰を動かし始めた。
「ねえ、浩二、聞いてたでしょ……わたし、今、イったよ……。でも、もっとイカされるの……朝まで気が狂うくらい、このちんぽにイカされるの……。」
 電話の向こうの浩二君にむけて、明日香は蕩けた声で言った。
 あたしは先輩の枕元に侍って、先輩の口元に乳房を差し出して、口の中で乳首を転がされながら、明日香の痴態を見つめていた。

 あたしの目に映る明日香は淫らという言葉そのものだ。
 だが、あたしは明日香のように、イクということがよくわかっていなかった。

 復讐の日の最後のセックスで失神してしまったときの、あの波のようなものだとは思うのだが、それは確かではなかった。
 あたしは、うらやましく思いながら、再び絶頂に向けて腰を振る明日香を見つめていた。

 結局、明日香は先輩の上で3回、絶頂を迎え、最後は先輩と一緒にイった。
 淫らな嬌声の全てを浩二君に聞かせながら、明日香は先輩が与えてくる快感の全てを貪り尽くした。

 だが、まだ、あたしたちの夜は始まったばかりだ。
 明日香が先輩の胸に3つ目のキスマークを刻む。
 そして、あたしは明日香の愛液と先輩の精液に塗れたペニスをためらいもなく口に含み、尿道に残る精液を吸い上げて、ペニスに力を戻そうとしていた。

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