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復讐の味は甘い果実に似て
第9章 さよならという儀式 ~ひかるの告白~
「じゃあ、次は、わたしを気持ちよくしてくださいね……。」
 今度は、明日香が先輩の上にまたがる。

 明日香は先輩のペニスに手を添えて、自分の膣内に導くと、一気に腰を沈み込ませた。
「はああっ……やっぱり先輩の……すごい……すぐにでもイっちゃいそう……。」
 明日香は傍らのスマホを手に取ると、先輩のペニスを咥え込んだまま、電話を入れた。
「ああ……浩二……今、わたし、先輩にちんぽ挿れられて……腰を振ってるの……。」
 そう言いつつ、明日香はゆっくりと腰を動かす。
「ねえ、わたし、もうすぐイカされちゃうよ……先輩のちんぽでイカされるあたしの声、いっぱい聞いて……先輩に犯されるわたしのこと、想像しながら、いっぱいオナニーして……。」
 明日香は再びスマホをハンズフリーにして、横に除けた布団の上に置いた。

 どうやら、明日香は自分の絶頂を浩二君に聞かせるつもりらしかった。
 自分の恋人が他人に抱かれて、しかも激しく絶頂を迎えるところなど、あたしなら嫉妬で気が狂いそうになると思うが、浩二君は、というか、寝取られというのは、そういうことに悦びを感じるらしかった。

「いいっ……先輩のちんぽ……あたしのなかで震えて……気持ちいいっ!」
 明日香は先輩の胸に手を置いて、騎乗位で激しく腰を上下させる。
「あ、あっ……くふうっ! あっ! ああっ!」
 激しく息を荒げ、断続的に喘ぎながら、明日香の顔が恍惚に蕩けていく。
「ああっ!……いいっ!……イク……イクイクっ!……イックううううう!」
 あきらかにそれとわかる声をあげ、体を仰け反らせて、明日香は絶頂を迎えた。

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