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銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第11章 はなむけの言葉は「色の道」

「あ、何だこりゃ!」

陰毛を剃り落とした有田の股間に、小鹿は呆れていたが、縄秀はゲラゲラと笑っていた。

「この野郎、いつの間にこんな道楽を覚えたんだ?」
「全くだよ、こんな銀行員、見たことない」
「本当だよ、たまげたなあ」

エロ坊主の河口光道も呆れていた。

「いまさら真面目なことを書いても、こいつには意味がない」
「そうですな、有田君には『金融の道』は似合いません。うーん、そうだ、女色、まあ、『色の道』ですかね、これなんかいいんじゃないですか?」

そう言って縄秀は「美味い!」とワインを飲み干した。

「なんでも極めれば『道』になるか。そうだな、『色の道』、よし、そうするか。じゃあ、色紙はいらねえや」

ニヤリと笑った河口光道は有田の股間に筆を走らせた。

                                      (了)
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