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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第54章 暴露された秘密
「……それと、もしも彩華がこの先も俺と居たいって思ってくれるなら、俺は言わなきゃいけないことがあるんだ」

ちょっと甘い雰囲気あったかなと思っていた矢先、深刻そうな顔で真っ直ぐに目を見て言うから、背筋がピンと伸びるような気がした。

「もしかしたら、俺じゃ無理ってなるかもしれない……」

え? え? 何を言われるの? 私だって課長にまだ言えてないことがある。
だから、大抵のことは平気だとは思うけど……そんな風に言うから、心臓までがドキドキとしてきた。

「あのさ、実は俺……」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「ねえ、ソラくんもミツキ姉さんもいないんだけど、どーゆうこと!?」

「俺が知るかよ。てか、シュリもいねえじゃん」

「シュリはバイト。年明けに彼女の誕生日だから」

「は? え? シュリって彼女いたの?」

「あれ? 知らなかった? 高校入った時から付き合ってる子いるんだよ」

「知らんし! てか…レナこそ、彼氏の一人や二人いねーの? 」

「何、何? 今年最後に喧嘩売ってんの? いませんよっーだ!」

「へえ……学校でのレナ見てたら普通にモテそうなのに、残念だな」

「残念って何よwww あたしは好きな人と結ばれるのが夢なの♡」

「ぶりっ子してんなよwww 好きな人いるんだ?」

「……いる。あたし、こう見えてビビりでピュアだから1年間何も言えないでいる」

「ピュアって自分で言うのかよ…俺、白黒はっきりさせたいタイプだから、それは無理だわ」

「コウくんこそ、彼女とか好きな人いないの?」

「彼女はいねえよ。好きな人…気になる人?はいる」

「へぇ…その人には白黒はっきりさせないの?」

「だよな。来年まで持ち越したくないし、ハッキリさせるか……というわけで、年末に淋しくゲームしてるレナさん。好きなんですけど。俺の初カノになってくんない?」

この続きはまた今度ーー。
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