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レディー・マスケティアーズ
第3章 依頼 ――二か月後
 老婦人はひざに置いていた帽子をかぶると、「わかった」と頷いて、封筒をバッグに戻した。
 一億円の小切手を用意してきたが、いくらかかろうといい。要は、彼らがこの仕事を終えてさえくれればいいのだ。わたしの怒りと彼女たちの無念を晴らすために。
 深々と頭を下げ、松永は塚越涼子を見送った。受付に座っていた館山千尋も、傍らでそれにならった。
「おい」
 松永は、段ボールの陰に隠れてパソコンの前に前かがみになっている小太りの若者に声をかけた。つまらなそうに顔の半分だけを松永に向けたその男も手書きの名札を付けており、「経理 坂上恵太」と書かれていた。
「三銃士たちに連絡を取ってくれ。銃士隊、全員集合だ」
 さっきまでと違う、強い口声で松永が言った。
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