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レディー・マスケティアーズ
第5章 作戦開始 ――恵比寿 海綿清掃のフロア
「そうだ。それと、うちの本業はシロアリ駆除。トーホー開発に巣食うシロアリを排除することで、会社を潰すことじゃない。これは、依頼人の願いでもある」
 女たちだけでなく、坂上、工藤、吉岡の男三人も大きく頷いた。
「さあて、始めるか。いよいよ牝豹四銃士の登場だな」
「ちょっ、ちょっと待ってください」
松永の言葉に、アラミスとポルトスが同時に声を発した。
「四銃士って、どういうこと? アトス、ポルトス、アラミス。わたしたちは三人よ」
松永はにやりとして、アトスのほうを向いた。アトスは、まるで表情を変えない。リーダー格の彼女は、事の一部始終を知っているふうだった。
「じつは、今回のミッションには、もう一人メンバーを用意してある。みんなにはまだ紹介していない新顔だ。結構ハードな仕事になることがわかっていたから。まあ、秘密兵器だと思ってくれ」
「秘密兵器はいいけど、新しいメンバーが誰か、わたしたちにも打ち明けてもらえないの? 牝豹というからには女? それくらい教えてよ」
頬を膨らませるアラミスの抗議を受け付けず、松永は「楽しみにしていろ」とだけ言った。
「当分忙しくなりそうだ。アトス、事務所のほうには『休業』の札を出しておいてくれよ」
アトスこと館山千尋が大きく頷く。
「ええ。電話のほうも、留守電テープをセットしておきます」
「よし。かかろう」
 松永が言った。
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