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レディー・マスケティアーズ
第7章 アラミス ――カフェ・アレクサンドル
「ご紹介が遅れても失礼と思いまして。じつは、いい新顔が入りました。向こうでお客様のカードゲームのお相手をしている髪の短い女です」
 茂と浩一の二人が指差されたテーブルに目を向けると、きりっとした顔立ちの女ディーラーが器用な手つきでカードを配っていた。
 白のシャツに黒のベストとバタフライという服装は、ほかのディーラーと同じだったが、襟首が覗くほどのショートヘアが目を引く。
 少年のような体付きで、一切肌はさらしていないのに不思議な色香が漂う。
 ベストで締め上げた腰回りはチータのようにくびれ、シャツの上から覗く胸の膨らみは、いかにも弾力のいいゴムボールを思わせた。
「この店に入りたいと希望する女は後を絶ちませんが、木庭様もご存じのように、うちは厳正な審査を行って採用しております」
「おお、例のオーディションだな」
 茂が頷いた。
 噂に聞く「カフェ・アレクサンドル」のオーディション。男相手のセックステストも、人数やバージョンごとにいくつもの課題がある。年によっては、それ以上に過激な課題も用意されていると聞いた。
 茂自身は見たことがないが、オーディションを撮ったDVDが闇市場を賑わせているという噂まで耳にした。
「はい。あの新入り、星野菜緒美といいますが、オーディションでの歴代最高得点を取りました」
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