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わたしの心が消えるとき
第8章 最後の野獣
あ…頭痛い…何だよ…これ…

真由は目を覚ました。

えっ…?

体が椅子に縛り付けられている。しかも椅子の脚は、床に固定されていた。
隣に、もうひとり…

ほのかも…!?どうして…?

彼女も真由と同じ格好で、まだ昏睡状態だ。

渚はどこ!?…ここは…?

室内であるのは間違いない。しかし目の前は巨大な赤いカーテンで、その向こうは、わからない。

「うーん…」
ほのかの意識が戻った。
「何?…これ…真由ちゃん!?…渚ちゃんは?ここ、どこ!?」
「わかんない…」

どこからか、声がした。
「おはよう。今日は私と娘の新たな門出の日だ。君達も祝ってくれ」

カーテンが開き始めた。

広い部屋が現れた。
正面にあるのは、大きなベッド…
普通のダブルベッドの三倍程ありそうだ。

その上に座る、全裸の少女…
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