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わたしの心が消えるとき
第9章 闇の向こう
真由は愛梨に
「もう一人、お客さん呼んであるよ。愛梨の誕生日どうしてもお祝いしたいって」
「え?誰なの?」
「すぐにわかるよ」


しばらくして、そのお客は現れた。
「愛梨ちゃん!お誕生日おめでとう!」

愛梨は驚いて
「え?…倉橋ほのか…先生?」
憧れの人気女流作家が目の前に…信じられない様子だった。
愛梨の友達は大騒ぎだ。
「えっ?すごい!本物だ!」
「愛梨ちゃん、倉橋先生と知り合いなの?」
「わたしにも紹介して!」

真由は笑って
「言ったでしょ?お母さんの友達だって。これで信じた?」

ほのかは目を潤ませて
「真由ちゃん、久しぶり。愛梨ちゃん大きくなったね」
「うん…」
真由も感涙で、それ以上の言葉が出なかった。

数年ぶりの再会でも、友情には全くの陰りが無い。多くは語らなくても、互いにそれを実感していた。

今は大人の女性として立派に成長した、かつての少女達の様子を、隆司と香澄も温かく見守っていた。


やがてパーティーは終わり、愛梨の友達は帰った。

ほのかは愛梨と、小説について楽しそうに話していた。
真由が片付けを済ませた時、香澄が
「真由ちゃん、ちょっと話があるの。ほのかちゃんも」

二人を座らせると香澄は
「ひとつ確認したいの」
ほのかは
「確認?…ですか?」
真由も怪訝そうだ。
香澄は
「渚ちゃんの事、どう思ってる?」
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