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風俗ごっこ
第5章 5 マリリンの素股プレー
5 マリリンの素股プレー

 今週も大介はやってきた。

 大介にとってあたし達の家に週末来る事は、次第に習慣の様になってきて

いる。

 最初はとんでもないと言う事が、いまや全然当たり前の事になって来てい

て、大介の要求も次第に大胆になってきてる。

「あのー、今週もお願いがあるんですけど・・・」

 一応遠慮がちには言葉を濁しながら口を開いた。

「最後は素股でお願いしたいんだけど、やっぱ駄目だよね?」

 本当の風俗みたいにしたなら大介が少しは気持ち良いだろうかと、このと

ころネットでいろいろ調べて素股の事は知っていた。

 でも、これはちょっと際どすぎる。

 実際の挿入はしていないとはいえ、性器と性器が接触するし、ほんの少し

角度やタイミングがずれると入れられてしまう事があると風俗嬢がブログで

言っていた。そんなぎりぎりすぎる事を夫は許さないだろう。

 あたしが一方的に拒否すると、あとで大介と接する時ぎくしゃくしても嫌

なので、わざとに「良いわよね」と軽い口調で夫に向かって言い、夫から断

ってもらおうと思った。

「ああ、俺は構わないよ」と夫はすぐに返してくる。

 何、簡単にオーケーしちゃってんのよ!際どすぎるでしょ。本番は嫌だっ

てあなた言っていたじゃない。

「あー、でも、素股ってほらローションたくさん使って、ソファとか汚れち

ゃうから。今度までに準備しとくね。今日は無理かな」
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